THE BATTLE in 新利根川の考察その②です。
櫻井さんのツイートにあるように、ワイヤーベイト(と言いつつ、バズでのキャッチはゼロだったので100%スピナーベイトでした)でのキャッチ数はトータルで6尾。
この6尾の内訳ですが、
パワーロール1尾
ビーブル2尾
スーパースローロール3尾(!)
となっており、なんとスピナーベイトで釣られた魚の半数がスーパースローロールという結果になりました。
私はというと、スーパースローロールを投げようとは全く思っておらず、パワーロールとディーパーレンジ、たまにウインドレンジ改をローテーション、という感じでした。
弱めのスピナーベイトを投げていた方はおそらくたくさんいたはずですが、かなり強めのスーパースローロールにキャッチが集中した理由を考えてみます。
なぜスーパースローロールにバイトが集中したのか?
※ちなみにスピナーベイト部門優勝and総合2位の大森カメラマンのビッグフィッシュ48cmはパワーロールで下記とは全く異なる釣り方でした。当日大森さんの解説を聞いた方の特権ということで、ここでは伏せておきます。
当日は予報とは異なり、朝からやや曇があるものの概ね晴れ、風はほぼ無く、久しぶりに暑さを感じる陽気でした。
カレントも弱く、朝一は微かに逆流していたもののすぐに止まり、11時を過ぎた頃に風に押されるように緩く順流のカレントが出だしました。
正午過ぎに本格的に風が吹き(とはいえ1~2mの微風)、雲が多めになったタイミング以外はスピナーベイトコンディションには程遠い印象でした。
それにも関わらずスーパースローロールにバイトが集中した理由について、仮説を2つ立てました。
①魚の密度が薄いが故、とにかく強めのスピナーベイトでやる気満々の魚にアピールするのが良かった
②タフであるが故に追い切れるスピードが極めて遅かった
①については、クランク組の中で当日マグナムクランクを投げていた方がいるかどうかが気になっています。ハイアピールで拾えるなら、マグナムで釣れても良さそうだな、と。
②については、今回優勝した松村さん(クランク組)のパターンからも想像ができます。
松村さんはオダにクランクを当ててから、かなりスローに引いてバイトを取っていたそうです。
ここ数年はスーパースローロールの出番か減っていましたが、今回の結果を受けて、あらためて出しどころを再認識した次第であります。
と同時に、今どきスーパースローロールを投げている人がおよそ40名中少なくとも3人もいたことに驚いた試合でもありました。
コメント
the bladeに参加していた吉原と申します。
スローロールについて興味深かったのでコメントさせて頂きます。
blade当日はハイピッチャーのスローロールで掛けてますが、元々予定していたルアーはスーパースローロールでした。
しかし新品で購入したスーパースローロールのコロラドブレードが回転してくれず、新利根川近辺の釣具屋さんを回っても見当たらなかったので、ハイピッチャーに変更して使用してました。
スーパースローロールにしようと思った理由は上記の仮説とほぼ同じ。
魚影が薄いのでアピール力が欲しい。
高速巻きを色んな場所で試しましたが、バスとキャットのチェイスがほとんどないので、ゆっくり巻かないと追いつけなさそう。
blade当日はハイピッチャーとスーパースローロールどちらがよかったのか今となっては分かりませんが、battleの3日前にあった新利根川チャプター二連戦のプラではスローロールでキロアップが釣れてます。
ちなみに二連戦はデコりました。
そしてbattle3日後のチャプター最終戦では試合続きで魚にプレッシャーがかかっていると思って、スローロール同様に巻ける小さいルアーとしてシャッドを選択。
1mから落ちるブレイクをシャッドをボトムにタッチしながら巻いて3バイト1キャッチ。
同じ釣りをしていた人も一本キャッチしてます。45人参加ですが釣れた人は14人で全員仲良く一本という激タフ状態。
ちなみに優勝はスピナベでした。
試合前にこの考察を見ていたら間違いなくスローロールで押し切ったと思います。
クリSもチャプターで使いたいですね〜
コメントありがとうございます!
ここ数年は関東のどこのレイクでもバスが強波動のルアーを嫌がっている印象を受けており、正直選択肢としてスーパースローロールが抜けてしまっておりました。
ただ、本来の用途であるように、「よりスローに引く」ための選択肢としてもう一度見直そうと思っています。
ここ数年、パワーロールでスローロールをやるのが気に入っていたのですが、釣りが難しくなっている今だからこそ細かな使い分けができるとより釣果がアップするのではないかと思います。
早く元の新利根に戻って欲しいですね!