デカコロの使い所がわからない!
というご質問をいただきましたので、私なりのスピナーベイトローテーション術を解説いたします。
過去にこちらの記事でも触れましたが、私の場合まずブレードタイプ(≒強さ)を決めますが、この時同時にシルエット(≒ウエイト)も決めます。
ブレードタイプと強さ、シルエットとウエイトがニアリーイコールになっているのは、これらはトータルバランスによって決まるからです。
例えばウインドレンジタンデムウィローの1/2ozとスーパースローロール1/2ozはヘッドの重さこそ同じですが、全体的なボリューム感は倍近く違います。ブレードのサイズ差も相まって、強さも両極端に違います。
ローテーション術についてはバサーの2018年5月号をご覧いただくとして、デカコロを使うシチュエーションを考えてみたいと思います。
例えば…
晩夏~晩秋にかけてのリザーバー、台風後の濁りが入りたてでルアーパワーが欲しい!しかし季節柄ベイトが小さい…こんな時は強波動+コンパクトシルエットのデカコロ!
春の嵐の後ややはり台風の大風の後、水面に細かなゴミがたくさん浮いていて、トレブルフックのついたルアーはもちろん、通常のスピナーベイトでもブレードにゴミが絡まりしっかり引けない…こんな時はビッグブレードのトルクでゴミをセミオートマチックに外せるデカコロ!
房総のダムにありがちな、バックウォーターに浮き草(通称 アオヤロウ)マットが出来ていて、テキサスリグのパンチングなどでしか探れる気がしないが、気圧が下がっており横の動きが効果的…こんな時はコンパクトかつヘビーウエイトでマットを突き破って無理矢理浮き草の下を引いてこれるデカコロ!
風がそこそこ吹いているマッディシャローレイクでエリアを素早くチェックしたいけども、シャローロールでは速巻きすると浮き上がってしまう…そんな時は強波動かつヘビーウエイトで浮き上がりにくいデカコロ!
リザーバーの岩盤に沿ってルアーをカーブフォールさせたいけど、メタルジグじゃ速すぎるしラバージグではアピールが足りない…そんな時はフォール時もしっかりブレードの回転を感じ取れるデカコロ!
パラアシやパラガマの中を効率よく釣っていきたいけども、クランクベイトだとミスキャストが増えるし通常のスピナーベイトだとラインがベジテーションに絡んでブレードの回転がわからない…そんな時はしっかりとしたウエイトでトレースコースを取り、多少ラインがベジテーションに乗っかっても強波動で魚を呼べるデカコロ!
だんだん朝の冷え込みがきつくなりガッツリターンオーバーしている中を、スピードとルアーパワーとフラッシングでリアクションを誘いたいが、シルエットが大きくなるのは避けたい…そんな時はシルエットが小さく水押しが強いデカコロ!
皆さんも1つくらい思い当たる状況があると思います。
痒いところに手が届くデカコロで、皆さんもブンバボーンとビッグフィッシュを釣っちゃってください!!
タックルはこちらを参照ください!