ストラクチャーシリーズでハードベイト、ハードベイトスペシャルでソフトベイトはアリ?

こちらもTwitterでご質問いただきました!

結論から言いますと、どちらも全然使えます!

が、パワーフェクトセッティングではありません。

それぞれのロッドの特徴を整理してみる

ハードベイトスペシャルシリーズは低弾性ブランクスによるキャスティングのしやすさを重視したロッドです。そのためにあえてブランクスに塗装をし、ガイドも軽量なチタンではなく重量のあるステンレス素材を使用しています。

※ハードベイトスペシャルの特徴を書いていたら長くなりすぎたので、後日別の記事にします 笑

対して、ストラクチャーシリーズはラインスラックが出た状態でもしっかりバイトを取るためにセミマイクロの軽量チタンガイドをセットし、ロードランナーの伝統であったブランクスの塗装も軽量化のためにされていません。つまり、あえて反発力を出すセッティングになっています。

ハードベイトとソフトベイトのルアー特性を考えてみる

ハードベイトはリーリングベイトとロッドワークが必要なルアーに大別できます。

リーリングベイトは常にラインテンションが掛かっている状態、ロッドワークが必要なルアー(ジャークベイトやペンシルベイトなど)はラインテンションのオンオフを繰り返しています。

一方、ソフトベイトはというと、ラインスラックを操作する時間が長い釣りが多いです。ラインを張ったままではバイトの数が激減してしまいます。

ストラクチャーシリーズでハードベイト

以上のことを踏まえたうえで、ストラクチャーシリーズでハードベイトを扱うことを考えてみましょう。

基本的にラインテンションが掛かった状態で使うルアーが多いため、反発力が強いストラクチャーシリーズでハードベイトを扱う場合は適度にテンションを抜くとやりやすくなると思います。

キャストした方向に進行方向をとり、なるべくラインが弛むようにしたり、太めのラインを合わせてラインの重さでラインの弛みを出したりすると良いかもしれません。

ただ、ハードベイトはキャスティング数が多くなる釣りです。

反発力が強いストラクチャーシリーズだと、キャスティングが決まりにくく、またロッドを曲げるのに余分な力が必要なので疲れてしまうと思います。

ハードベイトスペシャルでソフトベイト

では、ソフトベイトをハードベイトスペシャルで扱う場合はどうでしょうか?

ソフトベイトの釣りではラインスラックを多用するので、低弾性ブランクスのハードベイトスペシャルを使う場合は、普段よりラインテンションを張り気味にした方がバイトに気づきやすいかもしれません。

また、フッキング時にはロッドのトルクを生かして巻き合わせをしてあげるとシングルフックがしっかり貫通すると思います。

ただし、ラインテンションを抜いた状態でのバイト感知や即アワセの際のフッキングパワーなどはどうしても劣るため、ミスが増えると思われます。

ロッドとルアーの特性を良く知ることが大事

結論として、ハードベイトスペシャルはハードベイトに、ストラクチャーシリーズはソフトベイトに最適化されているので、なるべくルアーとロッドを正しく組み合わせるのがベターです。

ただし、場合によっては、あえてハードベイトスペシャルにソフトベイトを組み合わせたり、その逆もあり得ます。

例えば、リーリング主体のワーミングやスイムジグなどでは、あえてハードベイトスペシャルを合わせるのもアリでしょう。

ロッドとルアーの特性をしっかり把握することが重要だと思います!