現代の関東レンタルボートレイク事情とディーパーレンジ3/8ozの関係

今更感がかなりありますが、ここ2〜3年でディーパーレンジ3/8ozの使用頻度がかなり増えました。増えたというより、全く使わなかったものを使うようになった(それもかなりの頻度で)というのが正しいかもしれません。

意外に思われるかもしれませんが、数年前までディーパーレンジの中で、3/8ozだけはほとんど出番がありませんでした。

1/4ozはナイロンラインと合わせて水面直下を限界スローリトリーブする釣りやマイクロベイトを偏食する時に必須でしたし、1/2ozは1〜2.5mレンジを手早くチェックするのに重宝していました。3/4ozは春先のプリスポーンのステージングフィッシュを釣るために3〜5mのボトムスレスレをミドストのようにレンジキープして使うのが十八番でありました(この釣りで何度も50upをキャッチしています!)。

↑田辺さんとのBasser取材で津久井湖の50upをディーパーレンジ1/4ozで!(もちろんラインはナイロン)
↑やはり津久井湖ですが、プリスポーンのステージングフィッシュをディーパーレンジ3/4ozのスローロールで!

で、なぜ3/8ozだけ使っていなかったかというと、自分の中のスピナーベイトローテーションにおいて中途半端な立ち位置にいたためです。

フワフワ泳がせたいなら1/4ozですし、レンジキープしやすいのは1/2oz。ディープのスローロールなら3/4ozの出番のため、3/8ozを使うシーンがなかったのです。

そんな状態から最も使用頻度が高くなった要因の一つに、ここ数年のハイプレッシャー化が挙げられます。2018〜2019年秋の台風被害と2020年以降のアウトドアブーム、そして2021年頃にキャズムを超えた感のあるライブスコープの普及によるアプローチ精度の底上げ。これらが相まってハイプレッシャー化が急激に進行したと感じています。

そんな折にふと普段投げないディーパーレンジ3/8ozを投げる機会があったのですが、元々の印象通り、割とレンジキープをしにくい感覚がありました。

が、待てよと。逆に言えばレンジを上げ下げしやすいということに気づき、所謂巻き落としや巻き上げを試してみると、やはりやり易かったわけです。

ハイプレッシャー化によりスピナーベイトが効きにくくなっている印象がありましたが、バイトのきっかけを作るための「巻き上げ&巻き落とし」などの小技を効かせれば、スピナーベイトでしかキャッチできない魚が今も変わらず存在していることをディーパーレンジ3/8ozが教えてくれたのでした。

↑H-1相模湖のプラクティスにて、ディーパーレンジ3/8oz

これ以外にもディーパーレンジ3/8ozがプレッシャーに強い理由があるのですが、こちらはまたの機会に!

↑一昨年のやはり相模湖にて、ディーパーレンジ3/8oz