H-1グランプリ2021~2022シーズン新利根川戦

まさに灼熱の新利根川戦が終了しました。

私の成績は3本1200gジャストで11位。全体的にローウェイトでしたので、100人越えの参加者を鑑みるとまずまずの成績と言えましょう。

シーズン目標はAOY

今シーズンのH-1は2021年の津久井湖戦(私が優勝した試合)を含めた2021~2022年シーズンで年間順位を決めるフォーマットですので、私の狙いはAOY(Angler Of the Year、年間優勝)です。

もちろん優勝も狙うのですが、それ以上に外さないこと、「年間レースをサバイブする」ことを第一目標として、プラクティスに臨みました。

リメンバー2017

さて、過去の私の成績をご存知の方もいらっしゃると思いますが、2016年のマスターズカップを優勝した翌2017年、年間レースで僅差の2位となりました。その差、僅か年間5試合で290g。フルリミットが揃っておらず、30cmほどの魚1本をどこかでウェイインできていればAOYを獲れていたことになります。

H-1の年間優勝が僅差で決まることが多々あるのを知ってはいましたが、いざ自分が僅差でAOYを逃し、その1尾の重みをよく理解したのでした。

年間レースを加味したプラクティス

そもそも私はH-1に出るようになってからは長いものの、あまり試合慣れしている方ではありません。普段からハードベイトしか投げないこともあり、いわゆる「リミットを揃える釣り」というのが苦手でした。2017シーズン後にも手堅い釣りを模索しましたが、なかなか結果に結びついておりませんでした。

が、今年はそうも言ってられません。足繁く新利根川に通っては、フィールドコンディションの把握に努めました。

試合の組み立て方

今まではプラクティスで得た情報を元に組んだプランを「ひたすらやり切る」というもの。マスターズカップの2勝はどちらもそのパターンでしたので、勝つためにはある程度有効な手法だと言えましょう。

しかし、年間レースを加味する場合は大外しをするリスクを孕んでいます。当然といえば当然なのですが、試合になると冷静な判断が出来なくなってしまうのです(それが試合の面白さでもありますが 笑)。

ターニングポイントとなったのは昨年優勝した津久井湖戦です。バサーの同船取材が決まっており、「デコる訳にいかない!」というプレッシャーの元、試合中でも柔軟な発想ができるようになりました(いわゆるアジャストですね 笑)

各種SNSでは先んじてご報告させていただきましたが、実質今年の初戦であるH-1津久井湖戦で優勝しました! メタルワサ...

プラクティスで得たもの

前日、前週、2週間前と3回プラクティスを行いましたが、4月末には動画撮影で、6月半ばにはThe Battleで新利根川を訪れていたので、それなりに新利根川の頭にはなっていたと思われます。

まず、大前提としてスノヤワラはプランから外していました。今回の目標が「サバイブ=アベレージサイズのリミットを揃える」ことでしたので、魚の絶対数が多く、急なコンディションの変化があってもどこかでリミットを揃えられる可能性が高い川筋をメインに。

プラクティス①

2週間前のプラクティスでは、45cmクラスの新利根川ではビッグフィッシュと呼べるサイズを立て続けに3本ミス。ショットオメガビッグのきらきらぽん巻き(勝手に命名)とコンプリートスクエアで、ナチュラルバンクかつ水深50cmもないようなシャローフラットが沖に伸びているエリアのちょっとしたカバーの脇を通すと連続でバイトが出ましたが、2バラシ&1本乗らず。

その他、石名さんより授かった江戸物のシャロークランクと移動しながら適当に投げていたグリッパーでアベレージサイズを3本キャッチ。

バイトの出方と位置から、「デカイ魚はテナガエビがいそうなナチュラルバンクのどシャロー、アベレージサイズはタイミングでブレイク」と考えました。

ちなみにこの日はハイライトからのローライトで東風ビュービュー。

プラクティス②

この日は時おり雨でやはり東風ビュービュー。どんどん移動しながら色々試しますがなかなかバイトが出ず、お昼までノーバイト。ふと過去の経験から、「魚がかなり沈んでしかも活性が低いのでは?」と閃き、シャッドラップに変えて数投でアベレージサイズをキャッチ。

さらに「魚の目線にルアーを合わせてあげた方が良いかも?」と考え、クラッチDRに変えてやはり数投で新利根川ではナイスフィッシュとなるキロ弱をキャッチ。

また流れが当たるストレッチで、同船者がスピナーベイトやチャターで1200g頭に良い魚をキャッチ。ふむふむ、流れがあった方が良いのね、という思考。

プラクティス③試合前日

この日はハイライトで南風がやや強め。わかりやすく流れが効くエリアでスーパースローロールで700gほどの新利根基準のナイスサイズ。

連続してRC2.5でやはり同サイズをミス。流れが抜けているエリアでグリッパーで1200g程の新利根基準のキッカーサイズをキャッチ。

さらにやはり流れが出やすいストレッチのブレイクで江戸物クランクでアベレージサイズをキャッチして、あとはあらためて地形の把握に努めました。やはり流れなのねという思考と、薄々感じていましたが、サイズを選ぶなら強め大きめのルアーをゆっくり引いてあげるのが良さそうだという見立て。

ちなみに流れそうなエリアは前日にグーグルマップでチェックしておきました。

試合前夜

試合前夜は宿が一緒だったオリキンさん、ダイワの今井さん、アルカスの関さんとトンカツ屋さんへ。

「ふわ~、これ糸巻き替えられなくなる(程美味い)トンカツだ…」とオリキンさん 笑

宿に戻り、スマホに当日のプランをメモし、当日使いそうなルアーのフックを全て交換し就寝。

試合当日

朝4時前にはホテルを出て最寄りのコンビニへ。あまりの湿気で既に暑い。松屋ボートさんへ到着し、準備をしているだけで熱中症の危険を感じるほど暑い。。プラクティスはどの日も涼しかったことと、水面に目をやるとどう見ても前日までよりもかなり流れていることから「前日とは違う、前日とは違う…」とブツブツ呟きながら準備をしてスタートしました 笑

上流方面以外をやらないつもりだったのですが、「前日とは違う」のは明らか。どう変わったのかを検証する必要があると考え、上流に向かいながらグリッパーとスーパースローロールを交互に投げつつ水を観察するとアウトサイドの水質がかなり良い。「これはもしや朝イージーにナイスフィッシュが口を使うのでは‥?」という考えが頭をよぎりますが、流れの当たるエリア2箇所ではバイトなし。移動しながらやや適当に投げていたグリッパーとスーパースローロールにバイトがあるも乗らず。。

当初のプランでは圏央道の1本下の橋までしか行かないつもりでメモにもそのように記していたのですが、「前日とは違う‥」ので、「もしかしたら昨日良くなかった圏央道のあたりは回復しているのでは?」と考え、8時過ぎに圏央道の上まで行きますが、水はブクブク泡だらけ‥

10分ほど様々なクランク(コンプリートスクエア、ワイルドハンチ、江戸物、RC2.5)などを投げますが反応はなく、すぐに川を下ることに。この時点でおそらく8時過ぎ。急に流れが止まったタイミングでもあります。そして晴れてとにかく暑い‥。

頭の中は「2戦目にして津久井湖の貯金を使い果たすのか‥」「今までのプラは何だったのか‥」と真っ白になりつつありました 笑

一瞬のタイミングをつかむ

その後川を下りつつ、すれ違う馴染みの選手には、「ヤバイ、デコる‥」と話していたのですが、忘れもしない8時50分頃、太陽が雲に隠れました。川を下りつつもちょうど目をつけていたエリア(流れが出やすい)に差し掛かると、エビやイナっ子が泳ぎ回っている波紋で急に水面が騒がしくなってきました。

プラクティスの間には魚を釣っていないエリアだったのですが、開発クランクBタイトで流し出すとものの10分ほどで5バイト3フィッシュでリミットメイク。

最初のバイトで500gくらいの魚をバラしたので天を仰ぎましたが、短時間の間にリミットメイクしかなり落ち着きを取り戻しました。9時過ぎには再び晴れて、風もなくなったため、川のアウトサイドや岬を釣り下っていくと、わずかながら入れ替えできる魚をキャッチ。その後にスノヤワラまで走るか川の中・下流域で入れ替えを狙うか迷った挙句、川で粘る選択を。残念ながらバイトはなく終了となりました。

ローウェイトではあるものの、成長を実感

某バサーの編集長にも言われましたが、今までの私であればなんとか1本釣って終了だったと思います。

当初の目標を見定め、プラクティスで触っていないエリアかつ魚を釣っていないルアーできっちりリミットメイクを果たして上位に食い込めたことには、個人的にとても成長を感じています 笑

次戦は野尻湖戦となります。スモールマウスの経験はかなり浅いのですが、きっちりとまとめてAOYレースに王手をかける所存です。

長くなってしまったので、タックルは次回の記事でアップします!

選手の皆さん、スタッフの皆さん、暑い中ありがとうございました!