釣れるフカベイトの使い方〜フック選び編〜

フックの重さを量ったことありますか?

突然ですが、皆さんがお使いのフック、特にトレブルフックについて、その重さを量ったことはありますか?

ルアーのフックサイズは把握していても、そのフックの重さまでは知らないという方がほとんどなのではないでしょうか。

例えば#2のトレブルフックが手元に3つあります。

左から、

ノリーズ純正フック(ブラックパフォーマンス)

ハヤブサ ケンクロウ

USハヤブサ TBL930(日本では非売品)

です。

これら3つのフックの重さを量ってみると、順番に、

ノリーズ純正ブラックパフォーマンス
ハヤブサ ケンクロウ
USハヤブサ TBL930

となり、結構重さに差があることがわかります。

たったの0.1~0.2gなのに、と思うかもしれませんが、フック自体の重量の10%以上を占めます。

フックの重さでルアーアクションが変わる

これが時にルアーの動きに大きく影響を及ぼします。特に影響を受けやすいのは、重量があって動きが弱めのハードベイトです。具体的にはフカベイトが良い例です。

先述した2番のフックは、フカベイトのフックサイズです。フカベイトはブレードやボディとフックポイントの接触が割と多いルアーなので、フック交換も頻繁に行う必要があります。

初めてフックを交換した時、湖上でフックチェンジを済ませてフカベイトをキャストすると、なんだかしっくりこない…。

なんと言うか、こう、フカフカが弱くなって微かにロールが強くなった気が。。

「もしやフックの重さかしら?」と閃き、帰宅して各フックの重量を測ってみると、前述の通りだったという訳です。つまりフックが軽くなった事でロールが出てしまい、上下に水を押す動きが出なかったというわけです。

という訳で、動きが弱いルアー、その中でも特にスローに使うルアーほどフックの重さがアクションに影響を及ぼしやすいので、フック交換をしてから「なんかルアーの動きがおかしいような…」と思うことがあれば、フックを疑ってみてください!