スピナーベイトやメタルジグのハンマードタイプは何の効果がある?

Twitterの企画で質問をいただきました!

スピナーベイトでいうとD-zoneシリーズなどにはハンマードタイプのブレードが装着されています。

余談ですが、高校生の頃、雄蛇ヶ池のオカッパリ時代にはNシステムのハードベイトスペシャル630LBにアンタレス5とD-zone3/8ozを組み合わせてよく釣りました!

ハンマードによる効果は?

ハンマードタイプのブレードによる効果は2つあると考えています。

①若干の水噛みアップ

②フラッシングの抑制

①について、ハンマードブレードは円形の窪みの集合体です。プレーンタイプのブレードと同じ形状だったと仮定した場合、ハンマードタイプは凸凹がある分、表面積が若干大きくなります。表面積が大きいということは、それだけ水の抵抗が増え、水噛みが強くなると言えます。ソフトベイトのリブを想像するとわかりやすいかもしれません。ストレートワームと同じ長さのリングワーム(テールはカットとする)があったとした場合、当然リブが多数あるリングワームの方が引き抵抗は強くなります。

ただし、ハンマードによるごく僅かな表面積の違いによるブレードの水噛み(引き抵抗)の差よりも、ブレードのカップの深さの方が影響が大きいと考えています。

※上記は私の感覚値です。物理学に詳しい方、正しい認識がどうかお教えいただけますと幸甚です。

②について、ハンマードタイプのブレードは平面が少ない分、一方向に反射する光の量が少なくなります。よってプレーンタイプのブレードよりも遥かにフラッシングが弱くなります。

個人的に、ハンマードブレードを装着しているスピナーベイトは①よりも②を意図していると考えています。鱗模様などがデザインされているブレードも多くありますが、やはりフラッシングを適度に抑えるためのデザインだと考えています。

ラメカラーの効果は?

個人的には、動きが激しくも止めるタイミングもあるジャークベイトで反応が良いカラーだと認識しています。ラメ入りのログでお気に入りのカラーがあるのですが、後にも先にも同じカラーを見たことがありません 笑

ラメも光を反射する物の集合体ですが、一つ一つの粒子が小さいため、フラッシング効果は極めて小さいと考えています。

この記事を書いていて、ふと小学生時代のことを思い出しました。当時はオカッパリでノーシンカーワームしか投げない少年で、メガバスのハゼドンとゲーリーの4インチグラブばかり投げていた記憶があります 笑

あるローライトの日に、普段使っていたウォーターメロンペッパーのソフトベイトでバイトが出ず、スモークにブラック&シルバーのラメが入ったカラーに変えた途端、バイトが多発したことがあります。

(エコギアの007番のカラーです。スプリットショットで使う4-1/2グラブのフェイバリットカラーだったのでカラー番号を覚えています 笑)

ポーズを長く取る釣りをしていたのですが、ソフトベイトは止まっていても魚は動いているわけです。つまり、ルアーが止まっていても魚側が動くことでランダムに光(ローライトなので僅かだとは思いますが)を反射するラメの効果でバイトさせることができたのではないかと考えています。

ジャークベイトで有効だ、というのと辻褄が合うと思いますが、この辺りは魚に聞いてみないとわかりませんね 笑