「冬はメタルを疑う」を疑ってみる

先日ほぼメタル系ルアーだけで片倉ダムに行ってきました。元TOP50プロ(ボート用品をサポートいただいているフィッシングガレージブラックの高山さん)と2人で魚を探しながらメタルを落としまくりましたが、ノーバイトで終了。

↑普段からガイドをやっているのでホスピタリティ抜群のヨータロー先輩(高校生の頃から一緒に釣りしています!)

「まぁ2月だしね」で済ませてしまいそうですが、私としては裏の裏をかいてのメタルメインでした。

「冬はメタル」というフレーズを聞いたことがある方もいると思いますが、ことジギングスプーンについてはその限りではないと思います。

事実6月の試合をメタルワサビーで勝ったこともあるわけで、サマーメタルという言葉もあります。

各種SNSでは先んじてご報告させていただきましたが、実質今年の初戦であるH-1津久井湖戦で優勝しました! メタルワサ...

じゃあ冬場のジギングスプーンはどうなんだっけ?というと、ちゃんと効きます。ただし、「冬の終わりではなく冬の始まりまで有効なことが多い」のです。

メタル系といってもジギングスプーンとメタルバイブでは反応する魚が異なり、ジギングスプーンは活性の高い魚を拾っていく釣りだと考えています。

目の前にストンと落ちたメタルジグにバイトするイメージを持っている方も多いかもしれませんが、私の解釈ではその逆で、ある程度離れたところから魚が寄ってきてバイトをしていると思っています。もちろん魚の目の前に綺麗に落ちてパクっというケースも中にはあると思いますが、多くの場合は魚の方が寄ってきて、一気にバイトに至っているはずです。

そしてジギングスプーンは魚を寄せる力も強いのですが、スレるのも早いです。私の中では割と強いルアーとして分類されています。フラッシングが強く、スピードも速いためです。

よって、ジギングスプーンが有効なのは気圧が下がったタイミングなどの方が多いです。普段はボトムベッタリに居るような魚が、少しだけ浮いて動き回るようになるタイミングです。

また、強いルアーであるが故、バイトが出るのもファーストフォールから2〜3シャクリ目くらいが多いです。少なくとも私は延々シャクリ続けてバイトが出たことは今までありません。

「メタルジグは縦のスピナーベイトである」

そういうことですヨ!

…前置きが長くなりました。2月も頭になると水中は冬の終わりが近く、むしろ春めいてくる頃です。通常であればメタルシーズンとしては「ほぼ終わってる」時期なのですが、釣行時のタイミングではまだ表水温が8度以上あったので、「もしや冬の終わりじゃなくて、まだ冬になってちょっと経ったくらいだったりするのかしら、、、??」と思い、この時期有効とは思えないメタルメインで釣りをしてみた次第です。

暖かい日が続いた直後のかなり冷えたタイミングだったのもあり、魚の反応はおろか魚っ気を感じることもない一日だったので、季節感は分からずじまいでしたが、連続して湖に浮きたいなと思う今日この頃でありました。

「お手上げ!」

ついでにエレキを預けてメンテナンスをお願い。中身がどうなっているのかちょっと楽しみです 笑