ハヤブサNewトレブルフック KENCLAW-ケンクロウ

ご存知の方も多いと思いますが、今週末はH-1グランプリ最終戦@相模湖であります。

H-1参戦以来過去最低成績で迎える私の最終戦は1発当てる釣りをするのみです。

試合準備の一つとして欠かせないのが、フックのチェック&交換です。

これから私がメインにするフックがハヤブサのニュートレブルフック『KEN CLAW-ケンクロウ』になります。

特徴は縦アイにフックを装着した際にルアーと並行に真正面もしくは真後ろを向くフックポイントが長いことです。

つまり、テーパーが掛かっている部分の長さが他の針先より少し長く、刺さりやすくなっているのです。

ピンボケ、、、古いiPhoneのカメラではこれが限界でした^^;

でも右側のバーブが左側のバーブより下にある=フックポイントが長いことがわかると思います。

ハードベイト、というかプラグ類のフックを考える際、ルアーのフックハンガーが縦アイならセンターバランスのフックを、横アイなら非センターバランスのフックをチョイスしています。

そしてフックハンガーが前後に2つのルアーの場合、フロントフックはフックポイントが前を向くように、リアフックはフックポイントが後ろを向くようにセットします。

フックの向きについては真逆のセットをする方もいらっしゃると思いますが、私はこのセッティングに信頼を置いています。

ちなみに縦アイにセンターバランスのフックを斜めに取り付けてしまうのは論外です。

トゥルーチューン済みのルアーでもバランスが崩れ、ファストリトリーブに対応できなくなるばかりか、フッキング率も著しく低下します。

以前、取材の時にクランクベイトでミスが連続したことがあり、1度目のミスの後針先を確認したにもかかわらずミスが続き、「おかしい」と思ってよく見てみると、フックの取り付けが縦アイに斜めセット(つまりダメセット)になっており、真っ直ぐセットし直したらすぐにキャッチできたことがありました。

皆さまもお気をつけください!笑

と話が大きくそれましたが、トレブルフックの3本の針のうち、正面もしくは真後ろを向いている針先へかかる割合がとても高いのです。

ルアーが引っ張られるベクトルと針先が向くベクトルを考えれば、先述した2本のフックポイントに掛かる確率が高いということです。

ケンクロウはその掛かる割合がとても高いフックポイントをロングテーパーにし、初期がかりをよくすることを念頭に設計されたフックです。

昔ラパラ(つまりVMC)のDTシリーズに搭載されていた一本のみシャンクが飛び出たいびつなフックがありましたが、コンセプトは同じだと思います。

ケンクロウのプロトをこっそり使わせていただいておりましたが、すこぶる調子の良いフックでありました。

ちなみにケンクロウ・ストロングという太軸仕様のフックも同時発売されましたので、タックルバランスを鑑みてチョイスしてみてください!