あっという間に1月が終わり、春の訪れを待ち侘びる時期になりました(私は寒いのが苦手)。
そしてこの時期になると頭にチラつくのが、花粉症対策とシャッド系のルアーかと思います(私はひどい花粉症)。
シャッド系に関しては巻くシャッドとジャークするシャッドに分けて考えており、春先は巻くシャッドを多用します。ちなみにジャークするシャッドは水温が低いうちは魚が追いきれないと感じることが多く、夏〜秋の出番が多いです。
私が好きな巻くシャッドは、
レイダウンミノーディープジャストワカサギ(ノリーズ)
ハイカットDR(OSP)
クワセシャッド62(ノリーズ・廃盤)
スーパーシャッド(ベルズ・廃盤)
イヴォークシャッド(デプス)
シャッドラップ各種(ラパラ)
あたりでして、これらはどのルアーも「現代のベイトフィネスなら普通に投げられるし、もちろんスピニングタックルでも投げられる」というサイズ感のものです。
ラインの太さで使い分ける
そこでどう使い分けるかを考える必要が出てきます。これはいくつかのケースに分けられると思いますが、最も想像しやすいのは「ラインの太さによって使い分ける」ではないでしょうか?
カバーの有無や潜行深度、飛距離なども含めて、ラインの太さが重要になる場面はとても多いです。
私の場合は、
ベイトフィネス: フロロ8〜12lb
スピニング:フロロ4〜5lb、もしくはpe0.4〜0.8号+リーダー6〜8lb
といった感じで、ルアーとの結束部分で8lbを境にベイトフィネスとスピニングを使い分けています。
ラインは細い方が飛距離が出ますし、潜行深度も深くなります。よって広いフラットを狙う場合や潜らせたい場合はスピニングタックルをチョイスします。
一方カバー周りやハードボトムを狙う場合や、キャットフィッシュや雷魚などの他魚種が混じる可能性が高い霞水系の場合には、キャッチ率やルアーの回収率を高めるためにベイトフィネスタックルを使います。おそらくこれは合理的な考えで、今や多くの方が実践しているものかと思います。
止めるかどうかで使い分ける
私の引き出しにあるもう一つの使い分けは、「リトリーブ中に止めるかどうかによってタックルを使い分ける」というものです。
もちろんベイトフィネスでもスピニングでも巻いているハンドルを止めればシャッドも止まります。ただ、ベイトフィネスタックルの場合はピタッとルアーを止めやすいのに対して、スピニングタックルの場合はピタッと止めることはやや難しくなります。当然使用ロッドによっても異なるのですが、シャッドの引き抵抗に対してより多くティップが入る(曲がる)傾向にあるのはスピニングタックルだからです。ハンドルを止めても曲がったティップが戻るため、ルアーが止まるまでにはタイムラグが出てしまうということですね。
これはメリット・デメリット表裏一体で、ティップが入れば入るほどリトリーブ中のショートバイトを拾える可能性は高くなりますし、「ここぞ!」というタイミングでピタッとルアーを止めることは難しくなるわけです。
「昨年の三島湖では、ベイトフィネスでシャッドをピタッと止めて釣ったんだよな〜」と思い出し、記事化したのでした。