ロッドには「長さ、硬さ、曲がり方」の他に、「捌きやすさ」と「トルク感」という指標もある

ブログを更新していなくても一定量のアクセスがあるのが、「ノリーズロードランナーシリーズのインプレ記事」です(更新しなさい!)。

ノリーズプロスタッフによるロードランナーシリーズのインプレ記事です。プロスタッフ歴よりはるかに長くロードランナーシリーズを使ってきました。ハードベイトスペシャルを中心に、各ロッドのメリットデメリットをしっかり評価しています。

「ブログを読んでロードランナーを購入しました!」と嬉しいご連絡をいただくことがどんどん増えてきました。特にこの2~3は年間2~30本分はご連絡をいただいており、自分でもびっくりしております。。

私のところに届いていないであろう分も含めると、今までに相当数の方が、インプレ記事を参考にしてくださった物と思われます。ありがとうございます!

さて、よくあるご質問に、「レングスやパワー表記が似ているけども、どちらを購入するのが良いか」というものがあります。ボートかオカッパリか、マッディシャローかリザーバーか、など、スタイルによってもおすすめのロッドは変わってきます。

ただし、似たスペック表記のロッドに関して、硬さやテーパーの他に、「捌きやすさ」と「トルク感」という指標が存在すると私は考えていますので、そちらを解説したいと思います。

似たスペックのロッド、どう選ぶ? 

例えばLTT690PHとLTT6100H。どちらも7フィート弱のヘビーパワーのロッドですが、捌きやすいのは6100H、トルク感が勝るのは690PHです。

↑LTT6100Hのベンディングカーブ
↑LTT690PHのベンディングカーブ

実際にルアーを投げて、引いてみないとロッドの特性は把握しにくいと思います。

ロッドの「捌きやすさ」「トルク感」とは?

そもそも「捌きやすさとは何ぞや?」とお思いの方も多いかもしれません。私は、「ロッドワークを多用する釣りには捌きやすいロッド」が、「リーリングを多用する釣りにはトルク感のあるロッド」が、それぞれ向いていると考えています。

もっと簡潔に言ってしまえば、引き抵抗が弱いものは「捌きやすいロッド」が、引き抵抗の強いものは「トルク感のあるロッド」が使いやすいです。

具体例を挙げると、ソフトベイト・ジグやジャークベイト・ポッパー・ペンシルベイトなど、ロッドでルアーやラインテンションのオンオフを繰り返す釣りには「捌きやすいロッド」が使いやすいです。

一方、スピナーベイトやスイムベイト系のビッグベイトなどロッドをホールドするポジションでラインテンションを調整しながらリーリングしてくる釣りには「トルク感のあるロッド」の方が使いやすいです。

VOICE LTTシリーズとハードベイトスペシャルシリーズについては、ご存知のようにどの番手を選んでもトルク感はあります。というか、かなりあると言っても良いでしょう。

※私はソフトベイトの釣りをしないので、ストラクチャーシリーズについては割愛いたします

しかし、シリーズの中でも捌きやすい番手だったり、逆にトルクに振った番手もあるのです。

先述した690PHと6100H、どちらも重めのハードベイトには使いやすい番手ですが、捌きやすいのは6100H、トルクフルなのは690PHです。

ヒラクランクギルをロッドワークで動かすのには6100Hの方が使いやすいですが、引き抵抗の強いマグナムクランクやリーリングでラインテンションを調整するフカベイトなどには690PHの方が使いやすいです。

レングスやスペックが近い番手のうち、ロッドの性格の違いがわかりやすい番手を分類するとこんな感じです。

ノリーズロードランナー選びの参考になれば幸いです!

ノリーズプロスタッフによるロードランナーシリーズのインプレ記事です。プロスタッフ歴よりはるかに長くロードランナーシリーズを使ってきました。ハードベイトスペシャルを中心に、各ロッドのメリットデメリットをしっかり評価しています。