先日話題の五十鈴工業×トライアングルのTU-01をグッチ山口さんに見せてもらいました。
私のフィッシングキャリアはそこそこ長いですが、クローズドフェイスリールは使ったことあれどアンダースピン系のリールは使ったことがありませんでした。
写真をもっと撮っておけば良かったと後悔しているのですが、移動しながら数投させてもらって感じたメリデメを自身の備忘録も兼ねて記しておきます。
メリット
・とにかく手返しが良い
・回収が速い
・瞬時にラインを送り込める
デメリット
・やや巻き感が重い
・自重がやや重い
とにかく手返しが良い
慣れればベイトキャスティングリールより素早く次のキャストに移れると思います。
レバーを握った状態がベイトキャスティングリールのクラッチを切りスプールを押さえている状態
↓
レバーを離せばスプールから指を離した状態
となり、素早く次のキャストへ移ることができます。
回収が速い
TU-01はハンドル一巻き約80cmということで、ハイギアのベイトキャスティングリール並みの巻き取りスピードとなります。
キャストに移る際にちょうど良い長さまで垂らしを巻き取ると思うのですが、想像以上に巻き取られる感覚がありました。
瞬時にラインを送り込める
ベイトキャスティングともスピニングリールとも違うのは、フリーにしてもバックラッシュが起こらず、それでいてスピニングリール同様軽い力でラインが出て行くことです。
手返しはもちろんですが、アンダースピンの最大の特徴と言えると思います。
グッチ山口さんが使っているように、パワーフィネスで最も役に立つ特徴だと思います。
軽いものをバックラッシュせずに手返しよく投げられ、それでいて中層シェイク時に素早くラインを送り込んで探るレンジを下げていくことが可能なわけです。
10投もしていませんが、ハードベイトでアンダースピンが活躍するシチュエーションを考えると、1つはメタル系をやる時だと思います。
岬の深い側にボートポジションをとって、浅い側へキャストしリフト&フォールで深い側に落とし込みながら探っていく時です。
フォール時にロッドを送り込んでも送りきれない時がありますが、ベールを返すことなく片手でラインを送り込むことができます。
しかもTU-01のライン放出口はクローズドフェイス型のアンダースピンと異なり大口径なので、太いラインを使ってもスムーズにラインが出ていき、トラブルも非常に少ないとのことでした。
スピニングリールでベールを返せば良い話なのですが、瞬時に送り込むことはなかなか難しいです。
ハンドルから手を離したくない!
また、ハンドル側の手がベールを返すことになりますが、私はルアーが水中にある間は極力ハンドルノブから指を離したくありません。
あまり多いケースではありませんが、リールのハンドルから手を離していたばかりに反応が遅れてミスをすることが稀にあります。
試合中であろうがなかろうが、せっかくバイトさせた魚は極力ミスせずにキャッチしたいのが皆さんの本音だと思います。
B.A.S.S.やFLWのトッププロの映像を何回も観ていますが、ソフトベイトのスローな釣りを含めて、ルアーが水中にある時にハンドルから手を離すプロはほとんどいません。
ハンドルから手を離すことが、多額の賞金を逃すリスクに繋がっていることの現れだと考えています。
噂には聞いていましたが、TOP50の小林明人さんと契約したということでトライアルさんのホームページに動画がアップされていました!
そういえば某WBSの選手が、もう10年以上前にアブのクローズドフェイスリールをフルカスタムして使っていたのを思い出しました。
太いラインで軽めのルアーをトラブルなく使うための工夫だったんですね。
私はスタイルがスタイルなので、導入するか否かもう少し検討してみますが、有り余るメリットが素敵なリールでした!