H-1相模湖とスピナーベイトによる状況判断

詳しい試合内容については今回ノリーズのプロスタッフホットラインにてアップしたいと思いますので、少し違う視点で試合の朝の思考を綴りたいと思います。

試合ではほぼ一日クリスタルSオリジナルの1/2ozを引き倒し、大場所をストーミーマグナムTDMとオーバー7でビッグフィッシュを狙うといった感じでした。

ところが、試合前に想定していたプランは実はインザベイト18gのドラッギングで3~7mくらいのレンジを横に探るというもの。

気にしていたのは2つのファクターで、台風通過後やや慢性化していた濁りと前夜遅くに降ったゲリラ豪雨の影響による水温低下です。

濁りはだいぶ回復してきたようでしたが、前夜2時頃の土砂降りにより一気に濁る可能性もありましたし、水温が下がり魚のレンジが一気に下がるんじゃないかとも考えました。

スタートが秋山川と相模川の合流点に位置する日相園さんですのでゲリラ豪雨の影響があるならすぐに把握ができると思いましたが、幸い?特に濁った様子はありませんでした。

あとはレンジがどうなるかですので、スタート後に魚影が濃い吉野ワンドへ直行。

ここからが本題なのですが、インザベイトをメインに考えつつも、クリスタルSオリジナル1/2ozをキャスト。

いつもの組み合わせですね 笑

私の場合、どこに行っても状況を把握したい時はクリスタルSから投げるのですが、これには理由があります。

表層~2mくらいまでを探れ、レンジとスピードを変えながらバイトの有無はもちろん、チェイスの有無や横の動きへの反応を把握することが目的です。

さらにキャッチできればフックの掛かり方(深い~浅い)、掛かり所(上アゴか下アゴかによってその日スピナーベイトが効くコンディションかどうかを判断しています。

バイトはあっても浅ければスピナーベイトのカラーを変えますし、チェイスで終わるようならクランクベイトなどに変えてスピードで食わせる方法を試します。反応が全くない(それを最近はノーバイオと呼んでいます 笑)なら、エリアと釣り方やレンジを大きく変えます。

今回は朝の10分程で1本キャッチし、レンジが1mくらいとベイトのレンジのトップであったこと、またそのバイトがかなり深かったことからシャローのスピナーベイトが効く状況と判断。

あとは正しいエリアを探すためにどんどん流していき、バイトを得られる条件を探すのみでした。

かなり早い段階でスピナーベイトにシフトしたため、パターンの芯を捉えるためにディーパーレンジに変えて1mレンジを刻みやすくしたりスピードを上げてみたりしましたがバイトはありませんでした。

どん深でもどシャローでもないワンド絡みでベイトの入っている岩盤をクリスタルオリジナルS1/2ozをショートキャストしてスローロールが私にとって唯一バイトを得られる方法でした。

スローロールということで、レンジ下げながらカーブフォール気味に巻いたの?と聞かれたりしましたが、ショートキャストでラインが引っ張られることによる揚力を強めてスローでもレンジキープできるように引きました。

ちなみにカラーは旧ライブワカサギで、現在ラインナップされているライブワカサギシルバーのリアブレードをゴールドに変えれば同じものになります。

というわけで、得意な釣りでノーミス、入れ替えも出来て久々にお立ち台、さらに57人抜きで危うかったマスターズカップも無事にクオリファイと自分の中では会心の釣りができた1日でした!

クリスタルS最高!!