LTT650Mを見直す

H-1 チャンピオンシップ(正式名称はKing of Kings)で長門将監に行ったり、プライベートでリバーフィッシングをしてみたりする中で、私の中でリバイバルしているロッドがLTT650Mです。

元々の用途としては軽めのメタル系ルアーやミディアムクラスのクランクベイト全般など、リーリングベイト全般に「可もなく不可もなく」といった位置付けでした。便利ではあるのですが、それぞれの用途においてより特化したロッドがあるので、正直やや出番が少ない番手でした。

昨日インザベイトの記事を書いていて、LTT650Mのインプレをしていないことに気がつきました ^^; というわけでLTT650Mですが...

が、最近バズベイト用として組んでみたところとても調子が良く、H-1ではルール上使えなかったチャターをやってみようとやはり650Mを使ってみたところドンピシャな使用感でした。

バズ用のロッドとして求められるのは投げやすさとノリの良さですが、まず投げられないことには始まりません。

ご存知の方も多いと思いますが、ノリーズのボルケーノグリッパーは水噛みとキュルポロサウンドが最高な一方、投げにくさというデメリットがあります。大型ブレードによる空気抵抗が大きいため、キャスト時に本体が回ってしまったり、失速してしまったりしがちです。それ故、バックラッシュもややしやすいルアーといえます。

これがLTT650Mだと回転してしまう率がかなり低くなる印象です(もちろんゼロにはなりませんが、体感値としてはかなり減りました)。癖のないレギュラーテーパーなので、ウエイトの乗り方が良いのではないかと思います。

また、使い始めて間もないチャターですが、オーバーハングの中をリズムよく流していくリーリングベイトはこれしかないという印象で、最近気に入っております(今更感かなりありますが…笑)。

フラチャットS 10gにバルビュータ3.5inの組み合わせをLTT650Mにセットすると、面白いようにスキップが決まり、引き感も良くフッキングも決まるので、とてもオススメのセッティングであります。

ちなみにバズもチャターも、リールは21ジリオンSVTWをセットするのがお気に入りです。ただし、メタニウムMGLよろしく、ラインをスプールの4〜5割程度にとどめておくのが快適に投げるコツで、スプールの真ん中溝が見えるくらいの糸巻き量にしています。

当然ギア比は擬似的に下がるので、XHやHを使用してギア比を補っています。基本的に巻き物にはローギア派ですが、バズをはじめとしたトップウォーターやハイスピードクランキンなどはハイギアの方が有利な場面も多いかなと最近は思っています。

ご参考までに!