2022 H-1グランプリ 亀山ダム

H-1亀山ダムをノーフィッシュで終え、私の2021~2022シーズンのH-1が終了しました。

※2021~2022シーズンは変則ルールにより、年間6戦のうち4戦まで出場可能かつ津久井湖と相模湖はどちらか1戦のみ出場可能というルールでした。2021年の津久井湖戦に出場済(優勝)の私は、新利根川と野尻湖に出場したので亀山戦が今シーズンのラストゲームになるということです。

亀山での目標は上位フィニッシュでもリミット確保でもない!

年間レース暫定2位で迎えた亀山戦。AOY(年間優勝)を獲得するには、暫定首位の選手がゼロだとしても2520gを釣ってこないと逆転は不可能な計算です。

正直ハードルはかなり高いものでしたが、これまた変則ルールで「キロ以上の魚には年間ウエイトにボーナス加算をする」というものがあります。例えば1000gの魚を持ち込むと年間では1300gに、1500gの魚なら年間では1950gに、、、という具合です。

ともすると、単純に3本で2520gの魚を釣ってくるのではなく、例えばキロフィッシュを2本釣ってくれば年間ウエイトには2600gが足されることになり、これに400g程度の魚を加えることができれば合計3000gとなります。変則ルールにより首位とのウエイト差が開いていましたが、変則ルールにより逆転も可能だということです。

プラクティス①

亀山を真剣に釣り込むのは久しぶりなので、ひとまず全域を見つつ、気になる釣りは全て試して魚の反応とサイズを確認することに。

折木沢や猪ノ川の上流にはキロくらいのサイズを確認できましたが、当然スプーキーで凄腕サイトマンが多数いる亀山かつ私自身がサイトが得意ではないためなるべくパスしたいと考えました。

各筋の合流点や水深変化と流れが直角に交わるようなエリアの沖では、ワタカの稚魚らしきベイトを追うフィーディングフィッシュを多数確認。時折目視できる魚のサイズは小さく、実際に何尾かキャッチしましたが400g止まりといった感じ。目標は上位フィニッシュではなく、2500g以上なので早々にこの釣りを切り捨てることに。

↓ダイラッカのジャーク

ワサビー4gの表層トゥイッチ

ミドル&ディープもチェックしてみますが、本湖の水温が24℃前後とまだ落ちておらず、6mレンジをキャロシャッドで流して400gほどの魚をキャッチするも、魚が薄い印象。

各所のバンク、崩落、カバーなどをクリスタルS各種で一通りチェックするも他には反応を得られず。

前日プラクティス

「魚は明日釣れば良い」と考えていますが、キロフィッシュの手がかりがないため、もう一度湖のほぼ全域をチェックしつつ、一通り考えつく釣りを試してみることに。

2日前に冷たい雨が降り、水温も下がっていたためミドル&ディープが機能するようになっていることを期待しましたが、特に魚が増えた様子はなし。地形変化やスタンプなどにルアーを当ててみましたが反応無し。

昼過ぎから押切沢に入ってみると、ナチュラルバンクにはギルが浮き出し、スピナーベイト各種を試していましたが、ふとヒラクランクギルのガルツーチューンに変えてみると500~800位の魚が複数回反応。800gが3本揃っても2400gなので、逆転は厳しい印象でしたが、もしかしたらエリアのポテンシャルがあるのかも?と思い、朝イチに入るエリアの候補に。

そして前日とても気にしていたのが、試合日の未明に雨が降りそうだということです。それもかなりの雨量。

雨で各流入筋がフィーバーしてくれれば‥と考え、大雨で水が流れそうなB級~C級スポットを探しました。折木沢、猪ノ川、笹川は須く亀山の敏腕ロコが入り、勝負にならない可能性を考え、あえて小場所を探しておいた次第です。

試合当日

数年前からフライトカード制が導入されたH-1ですが、私は毎回青しか選びません。マイフライトカードでも良いくらいです 笑

↑グッチさんのSNSより拝借

そしてこの日、青は最終フライト。前日の雨が予報よりも降らなかったことで、朝のスタート前に「やはり大きめの筋である折木沢か猪ノ川に行くべきか‥」と考えましたが、フライト順から良いスポットには入れないと考え、当初の予定通り押切沢に向かうことに。

運良く一番に奥まで入れ、ボルケーノグリッパー3/8ozで丁寧に流していきますが全く反応なし。レンジを下げてディーパーレンジ1/2oz、ヒラクランクギルガルツーチューンでもチェックしますがノーバイト。「雨で沈んだか?」と3~4mレンジをパワーロール3/4ozでスローロールするも反応なく、展開を変えることに。。

多少水温が下がっていたので本湖のミドルを見に行くと、前日よりも魚が増えている印象。本湖の各所でひたすらダイラッカをしゃくりましたが45cmのニゴイをキャッチしたのみで終了となりました。

今回、エリア選択を誤ったのはもちろんですが、上位の方々をはじめ、様々な話を勘案すると、そもそも釣り方がマッチしていない印象でした。おそらく折木沢のベストスポットに入れたとしても、私の釣り方では今回魚を反応させることはできなかったと思います。

年間暫定2位で試合に臨んだため、たくさんの方から激励のメッセージをいただきました。ご連絡いただいた方々、スポンサーであるノリーズ、アザーセルフ、ハヤブサ、フィッシングガレージブラック、MYcラッピング 各社、選手&スタッフの皆さま、のむらボートの皆さま、本当にありがとうございました!