ターンオーバーが発生しがちな初秋のハードベイト攻略方法

初秋は難しい?

日中の暑さがだいぶ緩み、朝晩は少し肌寒くなってきたこの季節。実は苦手という方、多くありませんか?

かく言う私も以前はそうでした。シャローの反応が途端に悪くなり、どこをやって良いかわからなくなってしまうという状況です。

特にシャローレイクで釣りを覚えたアングラーがリザーバーにチャレンジしている時に多く見受けられるケースで、

「2~3m?そんなに深いの?…」

と思ってしまう方、ご安心ください。

釣りに関しては雄蛇ヶ池生まれ印旛育ちの私もそうでしたので 笑

ターンオーバー多発期のハードベイト攻略

この状況を打破するにあたって、私の場合2通りの考え方を持っています。

一つは「夏場に良かった広大なシャローフラットのカバー周りを丹念にチェックする」。

もう一つは「水通しの良いミドル~ディープフラットでベイトを探し、浅いと思って釣りをする」です。

夏を引きずる魚を探す

一つ目に関しては、同じレイクにいるバスでも、皆んながみんな同じ行動を取っているわけではなく、本湖をスクーリングしながら生活している魚もいれば、大きめのワンドの中と出口だけで生活している魚がいると考えています(魚類学を専攻していたわけではありませんので、非科学的な話だという前提でお願いします)。

例年の片倉ダムの上流部や亀山ダムの猪ノ川中流~上流がそれに当たるのですが、夏場上流に差していた魚が水温低下とともに皆んな下ってディープに落ちるかといえばそうではないと考えています。

水温9度くらいまではシャローにとどまってフィーディングしていると思います。11月も半ばを過ぎると放射冷却などで朝方の冷えがキツくなり、ターンオーバーが起こりやすくなります。

ただし、ターンオーバーは表層の水が一気に冷えることから発生するので、浮き草があったり外気と水を遮断するカバーがあったりする場合は放射冷却の影響を受けずに生きた水が残り、魚の活性も維持されているケースが多くあります。

例えばこんな浮き草マット!

そういったカバー周りに残っているコンディションの良い魚をパワーロールやデカコロなど強めのハードベイトで呼びながら拾う釣りが11月の終わりくらいまで成立します。

印旛沼、新利根川、将監川、亀山ダム、片倉ダムと、様々なレイクでこのパターンを経験しているので、結構どこのレイクでもいけるパターンなのではないかと思います。

ミドル〜ディープをシャローのつもりで釣る

2つ目ですが、お盆も過ぎるとリザーバーの魚がミドル~ディープ、3~10mくらいのレンジにだんだん差してきます。これは単純にベイトのレンジが落ちていくためです。

例えば片倉ダムだとまとまったベイトが少ないので少しイメージしにくいかもしれませんが、これが相模湖や津久井湖だと簡易的な魚探でもベイトが多く、カバーも少ないのでよくわかります。

ミドル~ディープと聞くと難しいイメージを抱きがちですが、例えば5mのフラットがあり、4~5mレンジにベイトが多いとするならば、そこは水深1mのシャローだと思って4mを狙う(表層)、4.5mを狙う(中層)、5mを狙う(ボトム)の3パターンを試してみると良いと思います。

ルアーはディープクランク、パワーロールやディーパーレンジ、インザベイトなどが使いやすいです。ディープクランクについて、ノリーズのショットオーバーシリーズはよく飛びよく潜る優秀なクランクベイトです。

少し古い写真ですが、オーバー5でキャッチした高滝ダムのナイスフィッシュ!

加えて、ローテーション要員としてタイトなクランクベイトも持っておいた方が良いと思います。ジップベイツのビースイッチャー4.0などがオススメです、