試合翌日
コアングラーとしての試合が終わった翌日は、
午前:茂木さんと一緒に現地在住のYassyさんのボートに乗せてもらい、近所のスモールレイクでスピナーベイト道場inミシガン
午後:Open決勝のウェイインを見学しにSt.Clairへ
夜:やはり現地在住の平田パイセン(※人生の大先輩ですが、親しみを込めてこう呼ばせていただきます 笑)宅へお招きいただきOpenお疲れ様会に参加
と充実の1日に。
スピナーベイト道場 in ミシガン
ミシガンの内陸部には小さな湖が無数にあり、大抵どのレイクにも公共のボートランプが整備されていてボートを降ろせます。
この日訪れたレイクは「グラスが豊かで全体的に浅く、それでいてしっかりカレントがあって水はタンニン系の色」とスピナーベイトにもってこいの環境!
ランチタイムまでの数時間と時間が限られていたため、事前に地図をチェックしておき、気になったエリアだけをランガン。スピナーベイトのイロハをお伝えしてきました。
結果、私とYassyさんがグッドサイズのラージマウスをクリスタルS1/2ozでキャッチ!
↑お昼はミシガン最古の洒落たBarへ!
Bassmaster Open セントクレア決勝ウェイイン〜お疲れさま会
その後急いでセントクレアのボートランプまで移動し、決勝のウェイインを見学。結果、たくちゃん6位、木村さん9位と日本人エリートプロが大健闘。
ウェイインステージでも話してくれましたが、キムケンさんと同船させていただいたプラクティス時に私が釣った2本の5パウンダーが試合に貢献したようで、お世話になるばかりではなく少しでも恩返しができた気がして嬉しかった次第です!
その後茂木家に戻り、エリートプロの片付けを少し手伝って夜は平田パイセン宅へお邪魔しOPENお疲れ様会へ。美味しすぎる手料理に平田パイセンが淹れてくださるハイボールの相性が良すぎてついつい飲み過ぎ、最後は私の人生相談会の様相に…苦笑
異国の地で出会えた素敵な先輩方にひたすら感謝です!
ミシガン滞在最終日
最終日は釣りから離れ、デトロイトプチ観光&野球観戦。
デトロイト名物?の元祖コーニードッグのお店でコーニードッグ(と謳っているお店が隣り合わせに2つあります 笑)を食べ、デトロイト市街地にあるコメリカパークへ。
なんとロサンゼルスドジャース大谷翔平vsデトロイトタイガース前田健太のカードを観戦であります!
※私は野球に疎く、この試合を生で見れた価値をおそらく正しく把握できていません 笑
ちなみに現地滞在中は郊外の治安が良い地域と湖を往復する日々だったので、出歩いても買い物に出掛けても全く危険を感じることをなかったのですが、デトロイトの市街地のパーキングに車を停め、コメリカパークに向かって歩いていく途中はそれなりの緊張感がありました。パーキングを探している間に◯中毒者と思われる人が倒れていたり、浮浪者が屯していたりする区画があり、決して気を抜いてはいけない空気感が漂っていました。
とはいえこの日は茂木さんが一緒でしたので無事にコメリカパークへ到着できた次第です。
球場内にはタイガースの本拠地なのでタイガーのメリーゴーランドがあったり、試合の合間にはデトロイトにゆかりのある名曲を観客のオジ様達が熱唱していたり(JourneyのDon’t Stop Believin’ しかわかりませんでしたが、妙にエモく感じられたので帰国後よく聞いています 笑)、「楽しむことにとにかく積極的な国民性」というのを再認識しました。かくありたい!
その後せっかくなのでと茂木さんにエミネムで有名な8マイルロードを車で見学ささていただきました。
もっと荒廃した地域もあるそうですが、雰囲気は十分感じ取ることができました。ドーナツ化現象が進むラストベルトを肌で感じ、色々考えさせられた次第です。
ミシガンの交通規則
話は逸れますが、ミシガンを1週間ほどレンタカーで走り回ってみて、慣れるのに苦労したのが「ミシガンレフト」と「ラウンダバウト」です。
ミシガンレフトとは
左折したい時に交差点では左折できず、一度右折してからUターン路経由で本来の目的方向に進路を変える方法のことです。アメリカ中をトレイルしているキムケンさんですら、「ミシガンの交通ルールだけはよくわからん」と言うくらいで、特殊なルールのようです。
ラウンダバウトとは
いわゆる環状交差点のことで、サークルを一定方向(アメリカだと右折)に走行しつつ、目的の道へと進む交差点です。ミシガンには多数のラウンダバウトがありますが、その理由の一つは「インフラの簡略化や」(キムケンさん談)とのことです。たしかに信号が不要なため、設備投資と維持費が掛かりません。一時停止などの交通ルールが厳格かつ、ラウンダバウトの設置に必要な広大な土地を用意できるアメリカだからこそ成り立つルールのように思いました。
ちなみにこれの何が難しいかというと、先にラウンダバウトを走行している車が優先なので、これからラウンダバウトに進入する際は停止して待っていれば良いのですが、サークルの中は複数の車線があり、目的の道路に出るためにはどの車線を走れば良いのかというのを瞬時に見極めないといけないのです 笑
これ、スモールSUVでも慣れが必要だったので、タンドラ+バスボートのトレイル仕様だと本当に大変だと思います…。
※どちらも写真がなくてすみません!
帰国編
ミシガンを発つ日は早朝便のため、茂木さんには申し訳ないと思いつつ空港まで送っていただきお別れ。
本当に感謝しています。
で、帰りはチケット代の関係で乗り継ぎ便の方が安かったため、デトロイト〜シアトル、シアトル〜羽田とトランジットがあります。アメリカ内でも時差があるので、シアトルに到着した時にもはや何時かわからなくなっていましたが、2時間ほど時間が余ったのでシアトル空港内を散策(もっと時間があればAmazonやMicrosoftのオフィスに行ってみたかった…笑)。
一通り空港を歩き回り、アウトドアウェアのアウトレット品などを試着したりしていましたが、せっかくなのでレストランで何か食べることに。結果、朝からチキンフライドステーキを 笑
2010年の3月、大学卒業前の旅行でテキサスのレイクフォークとファルコンレイクを訪れた際に食べた以来のチキンフライドステーキでした。味は悪くなかったです!
羽田空港から自宅までは公共交通機関なので、シアトル〜羽田まではひたすらビールをいただくことに。
写真のFATTIREがかなり美味しかったです!
終わりに
ビールの写真でまとめとするのも良いかと思いましたが、それっぽいことを書いておくと、行った後悔はゼロだということです。
歴史的な円安で滞在中は160円/$を超えたりするタイミングでしたが、
「熱量が高くて、なおかつ行けない理由がないなら行けば良い」
これに尽きると思います。私の場合は体制作りにちょっと時間が掛かってしまいましたが、決して遅すぎることはなかったと思いますし、新しい経験は新たな人との繋がりをもたらしてくれました!
また、ミシガンで過ごした1週間が良いリズムを作り出してくれ、帰国直後のH-1芦ノ湖戦での優勝に繋がったと確信しています!
来年以降どうするかは現時点では未定ですが、また諸々整えてチャレンジしたい次第です。