前回の津久井湖戦および今回の相模湖戦ではプラクティスから久しぶりにメタルジグをメインにしました。ややテクニカルな釣りであるが故、タックルについてのお問い合わせをいただくことも多いので、私の中で完成されているタックルセッティングをご紹介します。

※ちなみに2023年からH-1では使用可能ルアーに5cmルールができたため、ワサビーの場合は18gと間も無く発売の27gのみ使用可能となります
メタルジグのタックルセッティングで一番大事なのはロッド選び
テンポよくしゃくり続けることができるテーパーデザインと、水圧で伸びるラインを補ってフッキングできるベリー~バットがなにより重要だと考えています。
2021年のH-1津久井湖戦をワサビー18gで勝ったことで多少の説得力を持たせることができたと思いますが、実は私、ディープのバーチカルメタルジギングは昔から得意とするところで、過去に様々なセッティングを試してきました。そんな中で使っているロッドはロードランナーVOICE LTT650MHです。

先述した特徴を持つブランクスに加え、リアグリップの長さが程よく長い(22cm)ため、グリップエンドを腕に当てつつメタルジグのリフトが出来ます。手首は固定したまま、肘から先全体を使ってジグをリフトするイメージです。
手首を使って動かす方法もありますが、1日やり続けるには手首の負担が大きいため、私は手首を固定して腕でしゃくる方法を推奨しています。
手首を固定して腕でしゃくるメリットは3つあります。
1 先ほど述べた手首への負担軽減
2 食わせの間を作りやすい
3 フッキングしやすい
2について、メタルジグのバイトチャンスは主に3つあります。
①ファーストフォール
②フォール後の着底
③リフト後の余韻
①と②はイメージがつきやすいと思うのですが、③はメタルジグがただ上に動くだけではなく、上がりきったあとにロッドの反発力によって生じる斜めに飛び上がるような動きのことを指しています。経験上、この時にバイトがあるときは連発します!
そしてこの③の動きはロッドが硬すぎても柔らかすぎても出ませんし、いわゆる「への字テーパー」のロッドでもティップが入りすぎてメタルジグが飛びません。650MHがちょうど良いのです。
650MHのインプレについてはこちらもどうぞ!