H-1グランプリ芦ノ湖戦

H-1初の芦ノ湖戦は3本1,770gで13位でした。

優勝は圧巻の6,300g超えでティムコの大津さん!5本のウエイトではなく3本のウエイトです。

プラクティス編

元々7月に開催予定だった芦ノ湖戦ですが、荒天により9月に延期となっていました。

7月時点でのプラクティスでは過去放流の魚もほとんど確認できず、どシャローに回ってくるネイティブをサイトフィッシングでキャッチする他釣り方を見つけられませんでした。

58cm、おそらく4kg近いビッグフィッシュ!

↑こちらもサイトフィッシングでキャッチしたきれいなネイティブ

ちなみに雄蛇ヶ池生まれ印旛育ちを自称している私は、サイトフィッシングが苦手です 笑

他にネイティブの釣り方を見つけられなかったので、延期になってくれて正直ホッとしていました‥笑

そして今回は相模湖戦の翌週に芦ノ湖戦というスケジュールのため、プラクティスは試合前日のみ。あまり釣り込むことはせず、まだ芦ノ湖の地形も十分に把握できていないので全域をざっくり見て回ることにしました。

水曜日頃に放流があったとのことで、最低限の目標は放流でのリミットメイクでした。こちらは早々に放流が溜まっているエリアと釣り方を見つけられたので深追いはせず、ひたすらネイティブのエリアと釣り方を探しました。

ちなみに放流バスはエリアを選びましたが、ディーパーレンジ3/8ozのカーブロールで簡単に深いバイトを得ることができていましたので、試合当日はまずリミットメイクをしに行くプランを優先しました。

肝心のネイティブですが、シャローもディープも、小場所も大場所も反応を得られず、7月の時同様にこれといった釣り方を持つことができないまま試合当日を迎えることに。

試合当日

いつもフライトカラーはイメージカラーのブルーと決めています 笑

この日はややフライトが遅めでしたが、プラン通りまずは放流でリミットを揃えようと目的のエリアまで移動。到着後すぐにディーパーレンジ3/8ozでキーパーをキャッチし、10分ほどでリミットメイクに成功!周りを見渡すと船団になっていましたが、さほど釣れている様子はなく、イチ抜けで放流場所を後にしました。

ちなみにシャッドなどの弱めのルアーを使うと甘噛みが多発して、フッキングしなかったりバラしが増えたりするのですが、ディーパーレンジ3/8ozだとバイトが深く、タックルも強めでOKなのでミスがほとんどありませんでした。

参考までに、タックルセッティングはいつものHB640MLにメタニウムMGL6.2(ラインはスプールに半分)、フロロマイスター14lbの組み合わせです。

放流エリアを後にして時計を見るとまだ6時半!ネイティブを狙う時間はたっぷりありますので、移動をしつつ今後のプランを考えました。

プラクティスで反応を得られていませんが、桟橋などのマンメイドストラクチャーには必ず大型のネイティブの姿を確認できたため、マンメイドストラクチャーと大場所だけを釣ることに。

大島や箒ヶ鼻などの大場所では時間を掛けてスローロールとディープクランクを試しましたが反応は無し。帰着までの時間を考えると、釣りができるのはあと1時間半ほどとなり、ネイティブの姿を確認していたマンメイドへ。

誰かに釣られてしまったかなと思いきや、前日から(というか7月のプラから)確認していた大型のネイティブ2本の姿を発見。

ただし、投げ込める隙間が1mほどしかなく、トレースコースには巨大な鎖が3本クロスしているという状況。わかってはいたものの、何をどうするか考えた結果、スピナーベイトサイトでアプローチすることに。

前日の観察でフラフラ泳ぎ回っているように見えて、特定の場所で止まることを確認していたこと、ジョーダンなどの水面系ルアーには繰り返し興味を示すことを確認していたため、魚の向きをジョーダンで変え、スピナーベイトでアプローチする方法を取りました。

とはいえアプローチが難しい状況であるが故、ミスキャストなどでなかなかチャンスが訪れず1時間ほど粘っていたところ急にスピナーベイトへの反応が良くなり甘噛みが数回。

しまいには着水前のスピナーベイトを見に行く程反応をするようになり、「そろそろあるかも‥」と心拍数が上がりつつも神キャストが繰り返し決まってようやくバイト!

フッキングに成功してとにかく鎖エリアを抜けたかったのですが、魚がデカすぎる&芦ノ湖の魚の引きが強すぎて、魚は一番手前の鎖の下側へ。慎重に寄せたところで鎖の隙間にスピナーベイトのワイヤーがロックしてしまい、派手にクビを振ったビッグフィッシュはフックを外し、ゆっくりとクリアな芦ノ湖へと帰って行ったのでした‥。

言葉にならない声が漏れ、手が震え、落ち着くために座ってしばらくそのスポットで観察を続けましたが、他にいた魚も戻ってくることはなく、そのまま帰着となりました。

バラシは悔しいですが、この悔しさを晴らすには釣りで取り戻すしかないですね。今後も芦ノ湖戦を開催するようですので、地道に経験を積んでいきたいと思います。

また、ほぼ経験がない芦ノ湖でしたが、延期前のプラクティスから湖尻のおかもとボートさんに大変お世話になりました。スタッフの皆さんとても親切に対応してくださり、とても感謝しております!本当にありがとうございました!

芦ノ湖は空気も水も星も綺麗で気持ちが良いフィールドですので皆さんもぜひ!