2023年2月19日、新利根川は松屋ボートさんにて「Super Rollers/スーパーローラーズ」と題したスピナーベイトのみ使用可能な試合を開催いたしました。
参加者、なんと81名!松屋ボートさんフル満艇でありました!2月のマディシャローでスピナーベイト縛りの試合に、たくさんの方に集まっていただき、ただひたすら感謝の気持ちでいっぱいです。
試合当日はかなりの強風が予報され、前日は開催可否についてかなり気を揉みました。しかし、当日の朝には予報も弱まり、松屋ボートさんの判断でエリア限定(スノヤワラおよび妙義水道を除外)で開催することに。
「この日を楽しみにしてくれていた80名超の方々の思いが届いたのだ」
私はそう思っています。
田辺さん、サプライズ参戦
そして当日まで秘密にしておりましたが、なんと田辺さんが選手として参加してくれました!
釣りフェスティバルの日にスーパーローラーズのことを軽く話したのですが、後日「おれが常日頃思ってる、『デコろうがマイゲームを貫いてバスと向き合う姿勢』を理解してるアングラーがそんなに集まるのはすごいことだし、快挙だと思う。そんなアングラー達と一緒の時間を過ごしたいから、おれも出られないか」というお話しがあり、選手として参加いただくことになりました。
選手の皆さん同様、いや、それ以上にこの日を楽しみにしてくれていたようで、金曜日の朝に電話した時も「いや~、釣れそうな天気に当たったし、本当に楽しみだヨ!」とルンルン声でありました!笑
試合開始前に一言コメントをいただきましたが、「1月に募集開始して2月にスピナーベイト縛りで即満艇。ほぼデコるのわかってるのに、どうかしてますヨ!最高じゃないですか」と 笑
今回、スーパーローラーズを通じて「デコを恐れずにバスと向き合う姿勢」を伝えたいとのことで、BASSFLIXの撮影も兼ねて参戦してくれました。アップをお楽しみに!
スタート後の喜びと苦悩
試合を開催できてかなりホッとしたのですが、今度は予報とは裏腹に全く吹かない風にヤキモキ‥笑 そしてさほど暖かくない!
すると今度は釣果が気になりだします‥笑
試合を企画した時には、「全員ノーフィッシュの確率も結構あるな」と思っていました。少しだけフィールドの様子を見てみようと、運営を手伝ってくださったアザーセルフ代表の冨田さんと共にエンジン船で出船。
ある程度川を上り、松屋ボートへ戻ろうと引き返したところで目の前のアングラーがフッキング!
ランディングまで全てを見届けることができました!アングラーはスピナーベイト道場門下生でもある山本さん。我々も嬉しい一本でした!
帰着前になり少し風が強くなってきたものの、これからがチャンスとばかりに皆さんが真剣にスピナーベイトをキャストしている姿が本当に嬉しかったです。
選手全員による優勝争い
結果、81名中3名の方がバスをキャッチ!
優勝:山本さん 44cm
ルアー: ディーパーレンジ1/4oz
準優勝:竹之内さん 43cm
ルアー: パワーロール3/4oz
3位:小野さん 34cm
ルアー: ディーパーレンジ3/8oz
参加者全員が常にスピナーベイトを投げている訳ですから、選手全員が優勝争いをしていたことになります 笑
お三方それぞれ技ありの一本で、インタビューを聞いている私も非常に参考になりました。
田辺さんにも今回の状況や今回感じたことをお話しいただきました。
そして特別に田辺さんが手焼き・手曲げしたブレードを装着したパワーロールを協賛いただきました!
ゲットされた方は本当にラッキーでしたね!私も欲しかった 笑
スーパーローラーズ開催の理由
最後に少しだけ私の思いをお話しさせていただきました。当日とは少しディテールが違うかもしれませんが、同じベクトルの話であるとお考えください。
昨今、日本の、特に関東のバスフィッシングはどんどん難しくなってきています。事実、私はまだ今年の初バスをキャッチできていません。バスが釣れないと面白くないというのもよくわかります。
私がバスフィッシングを始めたちょうど30年程前は野池ブームだったと記憶しています。バスフィッシング関連の雑誌もたくさんありましたし、地元のおかっぱりで今思えば簡単によく釣れたものでした。
ただ、今のバスフィッシングが難しいからといって、それを理由にバスを辞めないでほしいと私は思っています。
少なくともこの2月にスピナーベイトだけで1日過ごせる(過ごせた)アングラーの方々は、釣れなくても1日ドキドキできる体験をされているわけですし、前述したように優勝に絡んだ釣りをしていたわけです。
少し話は変わりますが、私のバスフィッシングにおける原体験は、今から30年前に参加した親子バスフィッシング教室です。シマノさんの企画で、地上波の釣り番組の撮影を兼ねて開催されたものですが、私はそこで初めてのバスフィッシングを、幸運にも田辺さんから教わったのでした。もちろん、当時田辺さんのことはよく知りませんでしたし、その30年後には私の開催するイベントに田辺さんが来てくれるなんて考えようもありません‥笑
その辺の話はこちらの記事をどうぞ!