一周まわってハードベイトスペシャル HB660MLS- SGtの良さを再確認したお話

津久井湖で普段とは違うセッティングのタックルを組んで1日釣りをしてみましたが、大きな収穫がありました。

津久井湖の記事

今回ワサビー 8gをVOICE680MLSで組んでみました。

普段はHB660MLS-SGtでやっています。

680MLSは亀山ダムではお馴染みとなったスモールディープクランク(というか、ブリッツEXDRとタイニーブリッツDR)やインザベイト7~12gのドラッギングにはもってこいのロッドだと思います。

(といいつつ、インザベイトのドラッギングはベイトタックルの方がやりやすかったです。この辺はこちら

ですが、ワサビー 8gやジャカブレードなどをやるには、HB660MLS-SGtをオススメします。

H-1相模湖の反省フィッシングでキャッチした1200gクラス!

HB660MLS-SGtにワサビー 8gの組み合わせです。

1番の理由は「総合的な感度」です。

スピニングで8gくらいまでの軽量メタルを使うとき、もはやPEライン+フロロリーダーは当たり前のセッティングだと思います。

メタル系の釣り動作において、必ず発生するのがフォールですが、HB660MLS-SGtの方が圧倒的にフォール時の感覚を掴みやすかったです。

なぜか。

帰り道の車内でふと浮かんだのは、ティップの柔らかさです。

シャキッとグラスティップシリーズは、その名の通りグラスティップなのでティップが割と柔らかいです。メタルをリフトする時には、結構曲がります。

対して680MLSはティップまで癖なく曲がりますが、割と硬めです。

もう一つ対象的なのがガイドセッティングで、HB660MLS-SGtは小口径のガイド、680MLSの方はやや古典的な大きめのガイドセッティング。

小口径のガイドが多めについているとどうなるかというと、ロッド内部、つまり、トップガイドからリールスプールまでの間の糸フケが減ります。ということは。感度が出やすくなります。

じゃあ680MLSのようなやや硬めのブランクスに小口径ガイドを多めにつければ良いかといえば、そうではありません。そうした場合、今度は伸びないPEラインと硬めのブランクスにより、ダイレクト感が出て、張らず緩めずの釣れるラインテンションを作りにくくなります。

これが柔らかく、素直に曲がるグラスティップなら、伸びのないPEラインにティップが引っ張られる形で程よく緩んだラインテンションになります。

つまり、一見アンバランスにも思える柔らかいティップ+小口径ガイド+PEラインのセッティングにより、釣れるラインテンションを出しつつ、ティップが入る感覚による感度も出しているのです。

普通に考えれば硬いロッドに伸びないPEラインの方が感度が出そうなものですが、ことフォール時のテンションを調整しながら操作する場合は、グラスティップがPEラインに引っ張られる方がハッキリとした感覚を得ることができました。

これが先述した「総合的な感度」というわけです。

ちなみにこの事に気がついたのは、以前少しハマっていたエギングや、毎年この時期恒例にしているマダイのひとつテンヤの経験が大きいです。

とくにひとつテンヤが印象的で、重めのジグヘッドやフットボールをリフト&フォールさせるようなイメージの釣りなのですが、かなりティップが入るロッドを使います。釣りをしている最中、常にティップが曲がっている状態です。

最初は波で揺れる船の挙動を消すための柔らかティップだと思っていました。もちろんそういう理由もあるのかもしれませんが、先述したように感度を出しつつテンヤを潮に乗せ、ドリフトさせるためのラインテンションをつくるのが目的なんだろうと思います。

※バスフィッシングより深いところを釣りますので、当然PEラインを使います。

エギングも同じですね。

そしてHB660MLS-SGtでライトメタルゲームをやるメリットはまだありますが、長くなってしまったので続きは次回の記事で!