2024 H-1新利根川戦

結果は2本800gで15位でした。

ポイント制を考えると悪くない結果ではありましたが、優勝の櫻井さんとの釣りの解像度の差はかなり感じた試合でした。

プラクティス

スケジュールの都合上、前日のみのプラクティスとなり、まずは川をひたすら上っていきつつ水の感じやベイトの有無を確認。様々なルアーを投げました。ルアーの強さや引くレンジはもちろん、スピードやトレースコースなどもザクザク試していって、とにかく魚が反応する要素に引っかかるものを探します。

が、自分の中での最上流エリアまで半日かけてチェックしたものの一切バイトが無く、ヒントが何もありませんでした。

発想の転換でバイトが無いことをヒントにするしかないと考え、一気に松屋ボートまで戻り、予備のバッテリーを車から積み込み、スノヤワラ〜妙義の先端までを確認してみることに。

スノヤワラに出た直後からボラが増え、目視できるキャットフィッシュのバイトが数回出たため、この時点で川を切り捨て、当日はスノヤワラ〜妙義をやろうと決めました。

今の時点で水が良いエリアをチェックしておき、当日までの風予報と照らし合わせて使えそうなエリアをピックアップ。最終的に妙義エリアの沈船でようやく魚に触ることができました。

ルアーはディーパーレンジ1/4oz

新利根川自体は毎年来ていますが、スノヤワラ〜妙義を本腰入れて釣りするのは久々だったこともあり、下船時間ギリギリまで魚探を掛けつつチェックしました。

立て続けに2回の大雨に見舞われた新利根川でしたが、水が生きているエリアは意外と透明度も高く、なおかつ波動が強いルアーでの反応を得られなかったため当日はディーパーレンジをメインにすることに。前日プラクティス時は穏やかな天候でしたが、試合当日は冷たい雨で風もそこそこ吹く予報でした。よって魚のトーンが更に下がる可能性も視野に入れ、前日には試しませんでしたがスモールミディアムダイバーのクランクベイトやシャッドも用意しておくことに。

また、風の影響を加味してメインのディーパーレンジのウエイトを1/4ozから3/8ozにすることを決め、当日を迎えました。

試合当日

ファーストフライトだったため、気になっていた松屋ボート周辺を数投チェックしてからスノヤワラ方面へ。スノヤワラを目指す選手の数が例年より多い印象を受けつつ、どのエリアから入るか決めていなかったため、ひとまず人が減るまで走り続けることに。気づくと妙義の先端まできてしまいました 笑

前日魚をキャッチできたスポットを見に行きましたが、風が当たり濁っていて早々にパス。そして雨量が多く、とにかく寒い。「これは魚が沈み、なおかつスローになったのでは」と思い、7時過ぎには沖のハードボトムをタイニーブリッツDRやソウルシャッド62DRでチェックする釣りにシフト。ボトムにコンタクトしてからはリーリングをストップさせたり、シェイクポンプリトリーブ(詳しくはBasser2020年1月号をご参照ください)したりと、スローであろう魚に合わせたアプローチを試してみることに。

釣りを変えて数分後、すぐに「キャットよね?」と思ってしまうような明確なバイトがあり、すぐに魚体が見えてバスであることを確認するもジャンプ一発でフックオフ。相模湖戦といい、今年はミスが多いです‥。

その後も水を見つつ各所のハードボトムをチェックしていきますがニゴイ、70cm upのシーバスと他魚種をキャッチしていくうちにミドルレンジの魚がどんどん抜けていっていることを感じました。

どうしたものかと思案した結果、流れの影響を受けないポケットがありそうなスポットに入り直して丁寧に流してみることに。

「水良いぞ!」と思いながらピッチングでディーパーレンジ3/8ozを丁寧に流していくと、水面直下でバイトが見え350gほどのキーパーをキャッチ。

沖の魚がバンクに差したのかも?と思い、バンクに濁りが入っていなさそうなスポットをランガン。残り時間も少なくなり、帰着へ向かいつつ朝イチ入った松屋ボート周辺の小さな沈み物にコースとレンジを変えながらディーパーレンジ3/8ozを投げること3投。ここでもう1本450gほどの魚を捻り出して残り10分弱!

何とかしてリミットを揃えたかったのですが、ここでタイムアップとなりました。

上位との差

優勝の櫻井さんとの差に愕然としたわけですが、エリアや釣り方というよりも想定していた魚の状態が違ったことが一番ショックでした。

冷たい雨が続き、ガン流れしていた新利根川でしたし、前日の反応の薄さからも魚のテンションは低いは低いものと思い込んでいました。しかし実際にはしっかりフィーディングをしており、ベイトも様々だったようです(櫻井さんはアレ食いでしたが、私のキャッチした魚はザリガニを食べていたようで、ライブウェルに殻が散乱していました)。

今魚が食べているベイトを特定すること、そしてそのベイトを理解することという基本の大事さを思い知った新利根川戦でありました。

次回は芦ノ湖戦ですが、その前にビッグイベントが控えておりますのでこちらは間も無くお伝えいたします。

タックル

ルアー:ディーパーレンジ1/4oz・3/8oz

ロッド:ハードベイトスペシャルHB640ML

リール:メタニウムMGL

ライン:R18BASS 14lb

ルアー:タイニーブリッツ DR

ロッド:ハードベイトスペシャルHB630LL

リール:コンクエストシャローエディション

ライン:R18BASS 12lb

ルアー:ソウルシャッド62DR

ロッド:ハードベイトスペシャル HB511LL

リール:コンクエストBFS HG

ライン:R18BASS 10lb