インスタやTwitterには先んじて投稿しましたが、野尻湖戦はバサーの佐々木編集長とペアを組み1650gで11位でした。
正直想定の範囲内というか、プラクティスの結果から、「かなりうまくいって2200gくらい、現実的には1500~1800g」と考えていたので、この試合の結果だけを考えるとまずまずの結果ではありました。
プラクティス①
ほぼ初となる野尻湖、かつ季節が夏~秋に移行する微妙なタイミングでもあったので、あまり早くにプラクティスに入ることは避けて1週間前に初回のプラクティスへ。事前に予想した釣りや試してみたい釣りを、やりたいように一通りやってみよう、という日です。
いわば、「マッチ・ザ・俺」。
自分の得意な釣りで魚の反応を得られればアドバンテージも大きくなります。
という訳で、タックルを10本以上用意し、野尻湖やスモールマウスの王道からはかなり外れた釣りも含めて思いつくことは全て試してみました。
ルアーにすると大小様々なジャークベイト、トップウォーター各種、スピナーベイトにメタル各種、シャロー~ディープのクランクベイトなどなど。
色々試しましたが、なんとなくやってみたダブルクラッチ75のキャロでなんとかキャッチ。
この日得た知見は「ハードベイトはリアクションじゃないと厳しそう」ということです。ワサビーのフォールなどはかなりの確率で複数のスモールがボトムまで追っていきますが、永遠バイトに至らずという感じでした。メタル系はリアクションと思われがちですが、実際には食わせの要素が強いので「シャッドキャロを練習する必要があるかも」と感じました。
あと、2人乗りするにはボートが思いの外狭く(ステアリング仕様のハイドロ)、荷物を整理する必要も感じました。
※折金さんもプラクティス初日に同じ事を思ったらしく、「ロッド積みすぎて左舷がオダ状態だった 笑」と言っておりました 笑
プラクティス②
シャッドキャロの練習をメインに、日によってメタルが効果的になったりしないのか、フィーディング狙いの可能性はあるのかなどを確認。
岬周りやフラットを中心にシャッドキャロの練習に時間を割き、同船者がやはりハイカットのシャッドキャロでキャッチした900gが最大サイズでした。
私はまたしてもダブルクラッチのキャロでキャッチ。
なんとなくわかったのは「投げるルアーの大小によって魚のサイズを選ぶ事は不可能で、エリアとタイミングでサイズを上げていく必要がある。また、シャッドキャロの精度をさらに高める必要がある」といったことでした。
夕方下船前にフィーディング中のスクールを見つけ、イージーにキャッチできましたがサイズが500g止まりといった感じだったため、この時点でフィーディング狙いはメインパターンとしないことにしました。
ちなみにフィーディングの魚が吐き出したワカサギとジョーダン50がジャストサイズでありました。
前日プラクティス
いつものH-1では前日はあまりルアーを投げず、魚探でのチェックやバイトの確認にとどめることが多いのですが、今回は徹底的に釣り込むことに。というのも、野尻湖は圧倒的に魚の数が多く、また魚の回遊性がかなり強いと見え、前日に魚を抜いても別の魚が入ってくることが想定されたためです。もちろん、前日良かったからといってそのエリアに固執することはせず、風向きなどによって柔軟にその時を釣る頭ではおりました。
という訳で、シャッドキャロで各所を流していくとバイトが次々と!エリアによってはまともにジャークをさせてくれないくらいの頻度でバイトが出て、スーパースレッジとハイカットで30本ほど釣りましたが、700g以上のサイズは3本のみ。いずれもタイミング良く機能していそうなスポットに入って、さらにその中のピンスポットをきれいに流せた時のみでした。
途中から、「これは根本的にエリアもしくはタイミングが間違ってるな‥」と感じていましたが、正解のエリア(=キロフィッシュの反応が得られるエリア)は見つけることができず。。
↓おそらくこの日の最大魚(必死だったのでほとんど写真を撮らず、、)
また、この日は色による反応の差も大いに感じたため、夕食後にわざわざ宿から往復1時間以上掛けて長野市内まで買い出しに。
↓散財ブラザーズ 笑
また、1箇所だけ生命感のあるシャローがあり、佐々木さんのブルシューターJr.にキロアップのバイト、私はレゼルブJr.で800g超えのナイスフィッシュをキャッチしたため、当日は朝イチだけサクッとチェックしに行くことにしました。
作戦会議の結果、ペア戦であることのメリットを活かすため、「私がシャッドキャロ、後ろで佐々木さんがハイパークランク」をメインにすることに。プラクティス中、一度もキロフィッシュをキャッチできなかったことがかなりの懸念点でしたので、ハイパーの大振りでカバーしようという作戦です。うーん、危うい。。
ちなみに今回は結果的に準優勝だった折金さん&松村さんペア、大森カメラマン&水藤さんペアと我々で大部屋2つに泊まる合宿スタイルにしてみました。
とても楽しかったのですが、試合前日ということもあり、皆んなテキパキと準備をしつつ、軽く探り合いという感じでした 笑
試合当日
ペア戦なのでチーム名を決めなさいということで、スターウォーズフリークの我々故、チーム名は「チューバッカ」としました。フォースに頼るのも良いですが、ウーキー族のパワーが必要だろうと 笑
スモールマウスディズニーランドを探すべく、例のシャローから始めて近場の岬から回っていきますが、明らかに前日と異なりバイトがない。キーパーギリギリサイズなら無限バイトだったにも関わらず、ノーバイトの時間が長い。うろ覚えですが9時頃にようやくキーパーをキャッチし、ノンキーを混ぜつつ11時頃には佐々木さんがハイパーで750gをキャッチしリミットメイク。
その後に風が強くなり、人が抜けたウィンディーサイドの岬やフラットのハンプなどを丁寧に流していき、入れ替えもしましたが3本1650gで11位フィニッシュとなりました。
終了後に優勝した野尻湖プロガイドの林晃大さんや、今回3位のやはり野尻湖手練れの鬼形さんとお話しさせていただきましたが、野尻湖の解像度と釣りの精度が段違いで、キャッチできる魚のサイズに差がでているなと理解した次第です。
また、準優勝のオリキンさん松村さんペアもハイカットのキャロシャッドでしたが、釣っている魚が他のチームと違ったことも興味深かったです。
H-1GPX 2021〜2022シーズン
冒頭にも書きましたが、今回の結果だけをみればまずまずの結果ではあるものの、「年間レースを鑑みた時に最低2500gを釣らないと自力でのAOYは消滅する」と考えていたため、落胆の方が大きい結果であります。が、全く逆転不可能なウエイト差とも言えないので、2017年に取りこぼしたAOYを獲得すべく、自分にできることを考える所存です。
↓第1戦(津久井湖)と第2戦(相模湖)はどちらか1試合のみエントリー可、第4戦(野尻湖)はペア戦、年間4試合のみ参加可能、キロ以上の魚をキャッチした場合は年間ウエイトに対する加算ボーナス有、という変速ルールです。
今回お世話になりました野尻湖マリーナの皆さん、選手・スタッフの皆さん、ありがとうございました!
タックルデータ
キャロシャッド用
ロッド:ノリーズ ストラクチャーNXS 640MLS-Md ラットインセクト
リール:ヴァンキッシュ 2500S
ライン:バリバス フィネスマスターpe X4 0.4号
リーダー:シーガー グランドマックス2号
ルアー:OSPハイカット、エバーグリーンスーパースレッジ、ダイワ ダブルクラッチ
フック:ハヤブサ 瞬貫トレブル#8〜#10