ワイヤーベイトの基本はホワイトなのか?

「ガルツーさん、ホワイト使わないんですか?」という質問をしばしば受けます。

回答としては、「全く使わないわけではないけど、ほとんど使わない」です。

考えてみていただきたいのですが、スピナーベイトやバズベイトを除いて、「白がメインのルアー」って存在するでしょうか?

↑2月上旬の相模湖にてクリスタルS1/2ozのみでリミットメイクを果たした時の写真。カラーはライブワカサギ。

クランクベイト、ジャークベイト、バイブレーション、チャターベイト、ソフトベイトやジグもそうですが、ローテーションの一選択肢としてホワイトが選ばれてもホワイトがメインのルアーはないと思います。

(唯一ビッグペンシルベイトは乳白色がメインになりがちだと思いますが、ボーン素材が有効なことが多く、マテリアルありきのカラー選択だと考えています)

カラー選択の基準はウォーターカラー

以前の記事で、ルアーカラーを弱中強に分けて考える概念について書きました。

ルアーカラーついて、私なりの考えはこうです。 バイトの有無はルアーその物を変えることで調整し、バイトの深さはカラーで調整する。 その...

ここで、「同じ強さに分類されるカラーの中にも選択肢があるのでは?」という疑問を持った方は鋭いです!

私の最終的なカラー選択の基準は「水に合わせる」です。

水の色に馴染むような色を選ぶのですが、当然同じレイクでも水が澄んだり濁ったりしますし、光量や濁りの原因によってもウォーターカラーは異なります。よってその時々によってスピナーベイトのカラーも変わります。

濁りの場合を考えてみましょう。

例えばターンオーバーによる濁りは、ボトム堆積物が混じりあって赤茶色に濁ることが多いので、スカートの色もくすんだ赤褐色や茶褐色のものをチョイスします。

台風などの雨風による濁りの場合は白っぽい濁りになることが多いので、ホワイト系のものをチョイスすることになるわけです。

※ただし、ノリーズのホワイトクリスタルはブレードがゴールド×シルバーなので、「強」カラーにするためにゴールド×ゴールドにしています

よって私はその日の水の色を見てみないとルアーカラーを選択できません。なので、タックルの準備をする際にもルアーはセットせずに、ガイドにラインだけ通しておいて、ボートのセッティングが終わってからルアーをセットするのが私のルーティンであります。

ご参考までに!